ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 店ナビいしかわ > メニュー > 頑張る!元気印商店(平成31年度) > つばきの郷日々ブランドの商品を通じて 日々の食卓に美味しさと笑顔を!ー新屋食品

つばきの郷日々ブランドの商品を通じて 日々の食卓に美味しさと笑顔を!ー新屋食品

印刷用ページを表示する更新日:2019年11月18日更新

 

新屋食品株式会社

新屋食品

平成4年に設立された新屋食品は、大阪を中心とした関西の市場向けに、棒鱈や昆布巻きなど、日々の惣菜の製造販売をスタート。

今日では関西圏で棒鱈の三大メーカーの一つとして認知され、ほぼ全国の食品問屋や量販店が取引先。大手量販店や有名料理店が販売するおせち料理に入る棒鱈や昆布巻きは、同社製のものがかなりの比率で使われている。創業30周年の節目に向け、新規市場開拓に取り組む新屋博法専務にお話を伺った。

 

日々ブランドを立ち上げ、新規市場開拓に本格着手

平成19年、野々市市郷に本社工場を新築し、その翌年、工場の一角に飲食スペース「ココペリココ」を開設。若い女性層をターゲットにランチの提供を始めたが、現在と異なり前面道路が拡幅前で交通量も少なく、外観も飲食店らしくないこともあり、想定したほど来店客数が伸びなかった。新屋食品

そこで、前面道路が拡幅された平成29年に店舗のコンセプトを見直し、日々の食材を提供する野々市市郷にある店という思いを込め、野々市市の花であるつばき+本社のある郷+日々を組み合わせ「つばきの郷(さと)日々」の店名にてリニューアルオープン。

 

 

新屋食品これまでの量販店向けブランドとは一線を画す「日々ブランド」を立ち上げる。建物外壁と店内の壁面にある看板のイラストは、月曜日から日曜日の一週間の食卓をイメージしたもの。

 

 

 

 

日替わりランチで集客→認知度アップに

 

新屋食品地元の方々に自社商品を食べてもらう、知ってもらうため、日替わりランチでは、自社商品を材料に使った献立を考え、いずれのメニューにも小鉢を付け、そこに「日々ブランド」の惣菜を盛りつけている。

同社の惣菜は、メイン料理になるものではなく、副菜の一つであるため、まずは食べてもらい、美味しさを知ってもらうことにウエイトを置いている。

 

 

新屋食品

日替わりランチのほかにも定食や麺類など、メニューのバリエーションも多彩である。火曜日限定の焼鯖寿司は、すぐ完売する人気商品とか。デザートも全て自家製と、手作りにこだわっている。

 

 

新屋食品

 

レストランの運営は、調理からサービスまで女性社員が担っており、店内には優しい空気が漂い、飲物はフリードリンクでサービス提供されている。ランチが食べられる店であることを、店の前を通る車にアピールするため、ランチ営業中の幟旗を立てて周知していることが奏功し、最近は男性客も増え始めているとのこと。

ISICOのサポートで新たな取り組み

 

関西圏での地位は盤石になったことから、さらなる全国への認知度を高めるべく、石川県産業創出支援機構(ISICO)に事業展開の方向性を相談する。その中で、従来の煮物商品だけでなく、家庭ですぐに食べられる焼魚の真空パックの商品化が浮上し、ものづくり補助金を活用して専用の製造設備を導入することに。新屋食品

 

同時並行し、10年前に作成したホームページはあったものの、時代のニーズに合わせたものにリニューアルする必要性を痛感していたことから、専門家派遣制度を活用してホームページのリニューアルに向け、アドバイスも受けている。作業も外注はせず、自社内で製作するため、時間はかかるが、手づくり感を大切にし、徐々にリニューアルしていく考えだ。

 

新屋食品「一人一台スマートフォンを持っている時代だけに、情報発信面では遅れを取っていることは否めず、これからの課題の一つです。」ときっぱり。ホームページを充実させ、情報発信を強化することで、新たな客層を掘り起こしていくと同時に、ネット通販も視野に入れている。

 

 

 

時代のニーズに合わせた新たな風味の商品も

新屋食品

看板商品は棒鱈であるが、昆布巻き、鰊の甘露煮、鱈の子煮付けなどが年間通して売れる人気商品。基本となる味付けは変えていないものの、売り場からの要望で、味のバリエーションを増やして欲しいとの声にも応えている。

例えば、ワインやビール、日本酒に合う商品として、鱈の子煮付けの味付けを、従来の大野醤油風味に加えて、柚子風味、生姜風味、ガーリック風味とバリエーション展開。

やはり、一番売れたのはノーマルな大野醤油風味、次は柚子風味、生姜風味、ガーリック風味の順。「若い世代の人たちに、自社商品に親しんでもらおうと、日々研究を重ね、年間で何点も試作に取り組んでいますが、ヒット商品を生み出すのはなかなか大変です。」と苦笑する。

 

 

昔ながらの手巻きが付加価値となり、販路拡大

新屋食品人気商品の昆布巻きは、自社工場で手巻き作業で一つ一つ製造しているため、機械製造が主流の時代にあって、手づくりを守り続けてきていることが付加価値となり、次々と新たな得意先開拓につながっている。

その点に関心を持ってもらえたのか、野々市市に2019年4月にオープンした「にぎわいの里野々市カミーノ」内にある「1の1NONOICHI」において「日々ブランド」の商品を置かせていただいているとのこと。

また、昆布巻きの巻き方教室を開いて欲しいなどの要望もあり、検討中。同様に、「つばきの郷日々」のレストランスペースも、これまで、化粧品の講習会や地元商工会の女性部の会合に使われるなどしている。

自社企画で、若い世代の主婦を対象に、自社商品を使った料理提案をすることで、ファン客を育てていくことも検討中だ。

今後の課題

-人手不足-

人手不足が深刻な時代だけに、同社においてもなかなか若い人を採用しづらいのが現状。昨今ニュースになっている、リタイアしたベテラン人材の活用も人手不足を補う一つの方法として模索中。

-BtoCビジネスに参入-

一般消費者に向けて自社商品を紹介するパンフレットやホームページが追いついておらず、これから段階を経て、販促ツールを充実し、ネット通販にも取り組む考えだ。

-原材料確保-

「現状では何とか年間に使用する魚の量を確保できていますが、さらに環境悪化が進展すると、原材料確保も課題になる。」と危惧する。棒鱈の材料は、北海道産の真鱈を使用しているが、ロシアの200海里問題で、漁獲海域に制限があるとのこと。棒鱈の製造には、年間150トンあまりの真鱈を使用しているそうで、今後の安定確保が課題。

 

新屋食品 新屋食品

創業30周年に向けて

新屋食品

3年後に創業30周年の節目を迎える。それに向けてホームページのさらなる充実とネット通販の開始、小売り向け商品のバリエーション展開、つばきの郷日々を活用した地元密着のイベント開催など、事業拡大へのステップアップに向け、全社を挙げて邁進している。

これまで未着手の海外展開も、日本酒や醤油味噌の成功事例もあることから、今後、県が主催する展示商談会等に参加し、海外で既に調味料としてポピュラーになっている大野醤油を使った惣菜として発信していきたい考えだ。日々の食卓に美味しさと笑顔を届ける食品企業として、「つばきの郷日々」のブランド浸透に邁進され、ファン客の輪が日々広がっていくことを願ってやまない。

 

 

店舗情報

 

新屋食品

社名新屋食品株式会社
設立平成4年2月
代表新屋 友法
住所野々市市郷2-11
TEL076-246-6662
URLhttp://hibi-tsubaki.com/