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自然の中での冒険体験を通して 折れない精神力と思いやりの心を醸成!  アドベンチャードアーズ

印刷用ページを表示する更新日:2020年10月26日更新

アドベンチャードアーズ

アドベンチャードアーズ

全国の住みやすさランキングで、常に上位にランクされる野々市市。そんな野々市市末松の一角に、樹齢300年あまりの欅の大木が林立する広大な敷地を有する旧家・古源家はある。現当主の古源昭宏さんは23代目にあたり、生まれ育った実家の敷地を活用し、子供たちに冒険教育を広めるための拠点・アドベンチャードアーズを開設。先祖代々の土地を守りながら、子供たちが逞しく成長する姿を見守るビジネスで第2の人生をスタートさせた。

 

趣味のスキルアップから新たなビジネスの芽が

大学卒業後、コンピュータ関連企業で働き55歳で早期退職した古源さん。第2の人生のスタートに当たり、自然と共生する術を学ぶことを思い立ち、長野県小谷村にある公益財団法人日本アウトワード・バウンド協会の冒険教育プログラムを学ぶため、冒険教育指導者養成コースへの参加を決断。その時点では、単に登山や沢登りのスキルを身につけたいとの思いだったという。その心境が変化した理由を伺うと、「プログラムに参加して自分自身が変わったのは勿論のこと、インストラクターとして関わった時に、参加者が逞しく、カッコよく変化していく姿を目の当たりにし、冒険教育が人間の成長や人格形成に深くかかわっていることを実感した。」と振り返る。それがきっかけとなり、自らが生まれ育った地元で、子供たちに冒険教育をできないだろうかと考えるように。日本アウトワード・バウンド協会が掲げる(1)冒険心溢れる好奇心(2)折れない精神(3)不屈の探求心(4)自己信頼(自立と責任)(5)社会・環境・人への思いやりの心、以上5つの心を育むことを目的に、同協会が設立されたのは1941年のこと。「今から80年も前の昔のことですが、今の時代にあっても古さを感じないどころか、まさしく時代にマッチしている取り組み。」と古源さんは熱く語る。

アドベンチャードアーズ アドベンチャードアーズ
アドベンチャードアーズ

 

代々受け継ぐ自庭に大木あり

インターンを経て3年余り非常勤職員として働くうち、故郷の石川にも山、川、海、雪と長野に負けない環境があることを思い出し、地元石川で冒険教育を広めたいとの思いから石川に戻ってきた古源さんは、冒険教育をできる適地を求め、白山麓のあちこちに出向き、土地探しを始める。ところが、なかなかここだと思う場所が見つからず、思案していたある日、「待てよ、よく考えたら自宅の庭に立派な欅の大木があるな、これは木登り(ツリークライミング)に使えるなぁ・・。」と機と気付く。早速、敷地の一角に拠点となる喫茶スペースの建物を建て、庭の欅の木にアオバズクが飛来してくることから『フクロウの森』と命名。建築工事の過程では、可能な限り自らも作業を手伝い、コスト低減にも努めたという。欅の大木を使ったツリークライミングは、体験コースとチャレンジコースの2コース。体験コースは、4歳以上から参加でき、大人800円、子供500円で、約5mの木に30分程度の木登り体験ができる。チャレンジコースは、さらに安全面の追加技術とクライムダウン方法の説明を受けた上で、約12mの大木にチャレンジする。登り切った人には手作りの木製記念メダルをプレゼントする。それを受けとった時の子供たちの達成感溢れる笑顔が古源さんの喜びでもある。​

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アドベンチャードアーズ

密にならない貸切プライベートキャンプ場を開設

三密を避けるためにまとまった人数が集まることが難しくなり、計画していた様々なイベントを中止せざるを得ない状況に。そのため、1家族だけ、1グループだけといった、最小限のツリークライミングを受け入れているのが現状である。そんな中、新たな取り組みとして、前庭部分を貸切のプライベートキャンプ場として開放。ソロキャンプや家族キャンプ、職場の仲間とのバーベキューなどに利用され、好評を得ている。
キャンプに不可欠なテントはもちろんのこと、バーベキューに必要なグリルやたき火台、ダッチオープン、薪や炭などの用品も全てレンタルできるため、手ぶらで利用可能。自分のテントやキャンプ用品、食材、飲み物なども全て持ち込み自由。一般的にキャンプ場は山の中にあり、クマなどの獣やキャンプ場までのアクセスに不安があるが、ここは近隣に住宅が点在し、街の明かりも見える場所とあって、女性同士のキャンプ利用者も増えている。ちなみに9月の連休中は連日予約で埋まる盛況ぶり。何しろ野々市市内とあって、金沢から車で15分もあれば着く近さだけに、週末の仕事終わりにアドベンチャードアーズでバーベキューを楽しみ、そのままテントで一晩キャンプ体験を楽しむリフレッシュもありだ。
まだスタートしたばかりにもかかわらず、既にリピーター客もできているとのこと。ちなみに貸切キャンプ場の使用料は人数に関係なく、宿泊は3,000円、デーキャンプは2時間まで1,000円、以降1時間延長ごとに500円で利用できる。

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達成感を味わってもらうことが喜び

これまで延べ100人あまりの子供たちがツリークライミングを体験しているとのこと。「登り切った子供たちを見ていると、達成感というか、自信になっているようですが、私からすると登り切れずに途中で降りてきた子の方が気に掛かります。悔しそうな表情で、恐怖心に勝てなかったのか、フォローしてあげることで再度チャレンジし、登り切ることができるとその子の成長にもつながっていきますから・・。」と力を込める。ツリークライミングのほか、雪山遊び体験、山登り体験、川遊び体験などのメニューもある。いずれの体験も安全が第一であり、事故のないように見守ることが重要な仕事。古源さんだけで難しい場合は、同業のインストラクターを応援に呼び、万全の体制で臨んでいる。

  アドベンチャードアーズ

 

商工会ベスト店賞を受賞

喫茶スペースのフクロウの森では、ワッフルなどの軽食とこだわりのコーヒーを提供し、冬になると薪ストーブで焼くピザが人気のよう。自庭の欅の大木を活用し、自然冒険体験と喫茶を運営するユニークな店づくりが評価され、石川県商工会連合会が毎年選定している令和元年の「商工会ベスト店賞」を受賞。「そのおかげで、専門家から経営アドバイスを受けることができ、さらにプログラム内容やサービスの充実に向けての取り組みが加速し、本当に感謝しています。」と笑顔に。今年はコロナ禍のために自粛せざるを得ない環境が長く続いているただけに、子供も大人も運動不足が深刻な状況にある。終息した暁には、一気にビジネスチャンスが到来する予感も。

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小学校の放課後活動にも一役

昨年は、小学校の放課後活動の一環として、1年生と2年生の児童がアドベンチャードアーズを訪れ、簡単な木登り体験を楽しんだそうで、小学校と連携しての冒険教育の伝播につながる活動も視野に入れている。今後は、本来の冒険教育プログラムのメニューである、子供たちが自ら計画して行く登山や自分の限界と向き合うロッククライミング、仲間と助け合わないと前に進めない沢登りなどを複合的に体験できる冒険キャンプを企画。子供たちの冒険心、好奇心を呼び起こし、折れない精神力や自立心、責任感を養い、自然環境や周囲の人たちへの思いやりの心を持った子供たちを一人でも多く育てたい考えだ。
 

アドベンチャードアーズ

 

自然の中での体験を通して人格形成に貢献

昭和の時代の子供たちは、文字通り野山を駆け回り、泥だらけになって遊び、川遊びでずぶぬれになって家に帰って叱られたもの。そんな遊びを通して自然と相手を思いやる精神や、ガキ大将が先頭になって人間関係の機微を後輩たちに教えていた古き良き時代だった。それが、平成世代になると、テレビゲームやスマホで育ち、そうした自然の中で遊ぶことを通じて様々なことを体得する機会が少なくなってしまったことに気付いた古源さんは、自らが学んできた自然冒険プログラムを、子供たちに体験させることを通して、自然の素晴らしさ、美しさ、恵みを享受してもらうと同時に、折れない精神力と思いやりの心を育んでもらたいたいと話す。
コロナ禍を乗り越え、さらなる飛躍の舞台に登っていただきたい。

店舗情報

アドベンチャードアーズ

 
社名アドベンチャードアーズ
代表古源 昭宏 
住所野々市市末松1-56
TEL090-1394-1002
URLhttps://adventure-doors.com