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【事例紹介】新棟完成。省エネ+創エネで一次エネルギー消費量を59%削減 ~アール・ビー・コントロールズ(株)

印刷用ページを表示する更新日:2022年4月5日更新

県内企業に広がるSDGsの輪 事業活動にもプラスの効果

世界中の人々が社会課題を共有し、解決していくために国連が提唱した国際目標「SDGs」(持続可能な開発目標)を事業活動に取り入れる企業が増えている。SDGsの推進は企業にとって、単なる社会貢献にとどまらず、商機の拡大やコスト削減、企業イメージの向上、ステークホルダーとの関係強化につながるなどのメリットもある。熱心にSDGsに取り組んでいる県内2社をクローズアップした。​

気密性・断熱性を高め空調をダウンサイジング

今年4月に竣工した本社の新棟外観写真。省エネビルとなっている。

 アール・ビー・コントロールズでは商品開発力と生産技術力の強化を目的に、今年4月に本社敷地内に新棟を建設し、9月にはこれまで本社として使っていた既存棟の改修工事を終えた。
 このうち新棟は建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の最高ランクである5つ星および「ZEB Ready」認証を取得した。「ZEB/ゼブ」とは、NetZero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)の略称で、省エネと創エネにより、建物で消費する年間の一次エネルギーの量を正味でゼロにすることを目指した建物を指す。「Ready/レディー」は削減率50%以上の建物に与えられる認証だ。
 同社では、建物の外側に断熱材を施工する外断熱工法を採用して気密性・断熱性を高めることで、空調機器をダウンサイジングし、これら機器によるエネルギー消費を低減したほか、空調や照明には省エネ機器を導入した。また、建物には日射遮蔽ルーバーを設置し、真夏の日差しを低減させ、空調の効率をアップ。新棟の屋上に設置した太陽光発電パネルの写真。「ビル・エネルギー・マネジメント・システム(BEMS)」を導入し、電気の使用状況や削減量を見える化して、省エネ活動および節電意識の向上につなげている。
 新棟の屋上には発電用の太陽光パネルを設置。こうした取り組みにより、一次エネルギー削減率59%(省エネ53%、創エネ6%)を達成する見込みだ。

製品使用時や生産時のCO2排出量を削減

 新棟の認証取得はSDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標15「陸の豊かさも守ろう」を意識した取り組みだ。
 このほか、今年度は目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に取り組み、4月に男女の制服を統一。目標12「つくる責任 つかう責任」を念頭に、約2トン分の古い制服を集めて車の内装部品としてリサイクルした。
 同じく4月には、環境関連の取り組みをさらに進めるため、2030年に製品使用時のCO2排出量を10%削減、生産におけるCO2排出量を33%削減(いずれも20年度比)する環境目標を設定。より少ない電力で製品を動かせる電子回路の設計、省エネ型の生産設備への更新など、目標達成に向けた取り組みを進めている。
 6月には環境月間企画として新棟に設けた食堂で五郎島金時を使ったメニューを提供。輸送時のエネルギーやCO2の削減につながる地産地消の大切さについて理解を深めてもらう機会とした。

SDGsに注力するのは企業にもメリットがあるから

 同社がSDGsの取り組みを本格化させたのは昨年3月のこと。まずは社員の意識を向上させようと幹部や客先へ出向くことの多い社員にSDGsのバッジを配布した。
遠藤健治社長の写真。「SDGsに取り組むことは、企業にとってもメリットがある」と話す。 この効果について遠藤健治社長は「バッジを付けているとSDGsや自社の取り組みについて尋ねられるシーンが増えますから、自然と意識が高まり、勉強するようになるんですよ」と話す。
 また、社内で使う資料にもSDGsのアイコンを積極的に活用し、社内報でもその意義などについて分かりやすく紹介。SDGsが掲げる17の目標とこれらに寄与する自社の取り組みを整理し、アクションを起こしていない目標があれば、何かできることがないか知恵を絞る。
 このようにSDGsを熱心に推進する理由について遠藤社長は次のように話す。
 「企業は社会的な責任を果たすべきというのが第一の理由です。世のため人のために頑張ることは非常に重要です。加えて、取り組みを長続きさせ、モチベーションを高めていくことも大切に考えています。そのため、経費節減につながる、あるいは取引先からの信頼が高まるなどのメリットも私たちがSDGsを推進する原動力になっています」。

会社の成長・発展は社員の健康から

 目標3「すべての人に健康と福祉を」に通じる「健康経営」をスタートさせたこともトピックスの一つだ。まず今年4月に社員に対して遠藤社長が「社員の健康増進を図り、生産性低下の防止、仕事満足度の向上、企業のブランド価値向上などを目指す」と健康経営宣言を発表。その後、会社が実行できる健康改善に関するアイデアを社員から募集した。今後は230件の応募内容を審査し、優良なアイデアを具体化させていく計画だ。
 実施第1号となったのが、石川県のスマートフォンアプリ「いしかわスポーツマイレージ」を利用して歩数を競うウオーキングコンペで、96名が参加している。ウォーキングコンペに参加する社員の写真。昼休みを利用して歩く人が増えた。このほか、食堂の利用実績から摂取カロリーや栄養バランスをデータ化して希望者に提供し、健康づくりに役立ててもらうことも検討している。既存棟に新設した多目的スペースを使った健康イベントなども企画する。
 遠藤社長は「これからもSDGsと上手に関わりを持ちながら、楽しく、成果が出るようにさまざまな取り組みを進めていきたい」と話している。

企業情報

企業名 アール・ビー・コントロールズ 株式会社
創業・設立 設立 1971年1月
事業内容 電子制御ユニット、リモコン、高電圧ユニット、LED照明などの開発、製造、販売

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関連情報

関連URL 情報誌ISICO vol.118
備考 情報誌「ISICO」vol.118より抜粋
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掲載号 vol.118

 


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