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地域経済活性化のキーワード
商工業を営む企業と農林水産業を営む生産者が協力して新たな商品やサービスを開発する「農商工連携」の取り組みが注目を集めている。
単に農林水産物を売るだけでなく、企業が持っている技術開発力や経営ノウハウを取り入れることは、新商品開発や販路開拓などにつながり、地域経済を活性化させる効果がある。また、生産者にとっては生産効率の向上や担い手不足の解消につながるほか、企業にとっては新たなビジネスチャンスの可能性が広がる。
平成17年には改正農業経営基盤強化促進法が施行され、それまで制限されていた企業の農業参入が解禁されたほか、今年5月には生産者と企業が協力した事業展開を支援する農商工連携促進法が国会で可決されるなど、環境も整ってきた。ISICOでも、地域の産業化資源を生かした新ビジネスの創出を支援する「いしかわ産業化資源活用推進ファンド」を創設し、農商工連携による取り組みをサポートしている。
こうした状況の中、石川県内でも農商工連携の動きが本格化してきた。今回の特集では、建設業者としてはじめて農業参入を果たした(株)上野組と(株)麝香(じゃこう)重機建設、昨年から農業事業をスタートした(株)スギヨの挑戦を紹介する。